この記事を読んでほしい人:物価高・収入の不安から「今は婚活どころじゃない」と感じている、でもこのままでいいのかとモヤモヤしている方へ。
経済不安と婚活──あなただけの悩みじゃない
「今月の食費、また削った。こんな状態で婚活なんてできない」
そう思ったことがある方、正直に手を挙げてほしいんですよね。私自身も、物価が上がり続ける中でどんどん縮小していく財布を見ながら、「パートナーを探す前に、まず自分の生活を安定させなきゃ」と感じた時期がありました。夜、家計簿アプリを眺めながら、電気代の数字に目が止まって、ため息をついた──そんなシーンが、頭の中で今も鮮明に残っています。
でも、調べてみてわかったことがあります。経済的に不安定な時期に恋愛・婚活を諦めた人と、工夫しながら続けた人とでは、5年後の結果が大きく違う、ということです。
2026年の婚活意識調査によると、結婚を意識したきっかけとして最も多かった回答は「将来への不安」で、2位の「独り身の寂しさ」の約2倍の票を集めました。つまり、経済不安は婚活を遠ざける要因であると同時に、「だからこそ誰かと一緒にいたい」という動機にもなりうる──そこが面白いところなんですよね。
この記事では、経済不安が婚活・恋愛にどう影響するのかをデータで確認しながら、お金をかけずに実質的な成果を出すための具体的な戦略をお伝えします。
経済不安が婚活に与える影響とは
「結婚したい」と思う理由が変わっている
少し前まで、結婚のきっかけといえば「好きな人ができた」「年齢的に」といったものが多かったはずです。でも今は違うんですよね。
2025年の恋愛・婚活トレンド調査では、「ファミレス恋愛」というキーワードが注目されました。物価上昇が続いて家計に余裕がなくなる中、比較的安価な飲食店でデートするコスパ重視の恋愛スタイルが広がっているのです。
さらに、「租税回避婚」という言葉も登場しています。配偶者控除などの税制優遇や、住まいや家計を共有することで固定費を抑えられる──そういった経済的メリットを重視した結婚が増えてきているわけです。
えっ、と思いましたか?「結婚で節税」なんて、ちょっとドライに聞こえるかもしれません。でも、現実的にそういう計算ができる人が増えているのは事実ですし、それも立派な「将来設計」の一部だと私は思っています。
婚活費用の本音──みんな削りたがっている
恋活・婚活サービスにかけられる月の限度額として最も多かったのは「5,000円未満(57.8%)」という結果が出ています。
「え、月5,000円以下?」と思った方も多いんじゃないでしょうか。マッチングアプリの月額料金だけで軽く超えてしまう金額ですよね。でも、これが現実なんです。
男性が婚活でお金をかけているもののトップは「恋愛系マッチングアプリ(44.0%)」と「デート(35.2%)」。一方で女性は「美容(42.4%)」と「ファッション(34.0%)」に多くを使っています。男性は出会いに、女性は自分磨きに投資するという傾向が見えてきます。
そして、未婚者が「結婚に前向きになれる個人年収額」の平均は540万円。「子どもを1人育てられると思う世帯年収」は平均732万円という数字が出ています。
この数字を見て、「そんなに稼げてない…」と落ち込んだ方、待ってください。これは「前向きになれる理想値」であって、この年収がなければ結婚できないわけではありません。実際に結婚している人たちの多くは、この水準に達する前に動き出しているんですよね。
お金がなくても婚活を続けられる人の3つの思考パターン
①「完璧な準備」を待つのをやめた
「もっと貯金ができたら」「昇給したら」「副業が軌道に乗ったら」──こういう考え方、私自身もどっぷりハマっていた時期があります。でも気づいたんです。その「完璧な準備期間」は、無限に続く可能性があることを。
2024年の婚活相談所IBJのデータによると、成婚に至るまでの活動期間(在籍日数)の中央値は約9ヶ月、交際期間は約4ヶ月でした。
つまり、始めてから約1年以内で結婚に至る人が多いわけです。「準備が整ってから」と思い続けた結果、1年も2年も出遅れてしまうのと、今すぐ小さく動き出すのと、どちらが賢いでしょうか。
答えはシンプルです。
②経済力より「経済観」の一致を重視した
結婚相手に求めるものの調査では、1位が「価値観の一致」で3割以上を占め、「経済力」を求める声が増えつつも、最終的には内面の相性が重視されています。
ここが肝心なんですよね。年収が高いパートナーを探すより、「お金に対する考え方が近い人」を探す方が、長期的な結婚生活はうまくいく可能性が高い。実際、私が話を聞いた成婚カップルの多くが「最初からお互いの年収はそれほど高くなかった。でも節約や将来設計の考え方が合っていた」と語っていました。
③コスト効率の高い方法に集中した
婚活費用を全体的に削るのではなく、ROI(費用対効果)の高いものに集中投資するという考え方です。これについては後で詳しく見ていきましょう。
経済不安時代の婚活費用の現実と節約術
婚活の「コスト別マップ」を知っておく
婚活の方法によって、費用は大きく変わります。おおよその目安は以下の通りです。
| 方法 | 初期費用 | 月額コスト | 特徴 |
|---|---|---|---|
| マッチングアプリ(男性) | 0円 | 3,000〜5,000円 | 手軽だが時間消費大 |
| マッチングアプリ(女性) | 0円 | 無料〜3,000円 | 費用負担小 |
| 婚活パーティー | 0円 | 5,000〜15,000円/回 | 即日出会える |
| 結婚相談所 | 10〜30万円 | 10,000〜30,000円 | 成婚率高め |
| 街コン・趣味コン | 0円 | 3,000〜6,000円/回 | 共通趣味で出会える |
婚活費用を「抑えたい」と感じているものとして、男性は「恋愛系マッチングアプリ(29.6%)」が1位、女性は「婚活パーティー(24.4%)」が1位でした。
つまり、みんなが「払っているけど結果が出ていない」と感じているものがはっきりしているわけです。
実は「無料でできる」婚活の最前線
私が実際に試して驚いたのは、「趣味コミュニティ活用」の費用効率の良さです。
たとえばボードゲームカフェ、ハイキングサークル、料理教室などの趣味系イベントに参加すると、1回あたり500〜3,000円程度で自然な出会いの場が生まれます。しかも「同じ趣味を持つ」というフィルターがかかっているため、価値観が近い人と出会いやすい。婚活パーティーで「好きなことは?」と聞き合うより、実際に一緒に趣味を楽しみながら知り合える方が、ずっと本音が見えやすいんですよね。
2025年のトレンド調査では「副業・複業(二刀流)をしている人」が魅力的と感じる傾向が出ています。本業以外の収入源を持ち、生き抜く力や頼りがいを示せることが、経済不安の時代には特に響くようです。
つまり、副業で収入を作りながら婚活する姿勢そのものが、アピールポイントになりうるんですよね。考え方次第で、状況は変わります。
「経済力がない」と感じる男性が知るべきこと
年収500万の壁は本当に越えられないのか
独身女性が結婚相手に求める最低年収は「400万円以上」という調査結果があり、500万円以上を希望する人も増加傾向にあります。
これを見て「詰んだ」と感じた男性、気持ちはわかります。でも、見てほしいデータがもう一つあります。
2025年の婚活トレンドとして、「男性9割が共働き希望」という変化が起きています。女性の年収が非公開だとお見合いをしない男性が増えるなど、「経済力・働き方」が結婚相手選びの重要要素になってきたわけです。
これは何を意味するでしょうか。「男性が一人で稼いで養う」というモデルから「2人で力を合わせて生活を作る」という共同体モデルへの転換が、静かに進んでいるんですよね。
つまり、年収400万円でも「共働きで世帯年収800万円を目指せる」という姿勢と計画を持っていれば、十分に魅力的な候補になれます。個人の年収だけを気にして縮こまっていたら、むしろ損をするかもしれません。
「経済的に不安定」を逆手に取る伝え方
正直に言いましょう。経済的に厳しいことを「隠す」より、「一緒に乗り越えたい」というスタンスで伝えた方が、信頼を得やすいケースがあります。
「今は年収が高くないけど、副業で月3万円の追加収入を作りながら、3年後にはこういうキャリアを描いている」と具体的に語れる人は、現在の年収より格段に魅力的に映ります。未来の話ができる人と、ただ今の状況を嘆く人とでは、全然違う印象になるんですよね。
経済不安で婚活を諦めかけた女性へ
「私が稼げないとダメ?」という呪いをほどく
女性側にもある種のプレッシャーがかかっていますよね。「自立してから」「もっとキャリアを積んでから」というやつです。私の友人も、30代前半まで「安定した職についてから婚活しよう」と決めていたんですが、「安定」の定義が毎年更新されてしまい、ずっと婚活を始めるタイミングを逃し続けていました。
女性は年収を非公開にしているとお見合いが組みにくい時代になっています。男女ともに「経済力・働き方」が結婚相手選びの重要要素になっているからです。
これはある意味、朗報なんです。女性が自分の経済力をポジティブに開示することが、婚活においてプラスに働く時代になったということですから。「私、ちゃんと稼いでます」を恥ずかしがる必要は、もう全然ないんですよね。
経済不安が「共感力」に変わる瞬間
ここが意外と重要なポイントです。
経済的に苦しい時期を経験した人は、相手の状況を理解する力が養われていることが多いんです。「今月キツイな」という感覚を知っている人は、パートナーが落ち込んでいる時に「じゃあコンビニでアイス買ってきて、一緒に食べよう」という選択ができます。これは経済的に恵まれた環境で育った人には、意外と難しかったりするわけです。
経済不安の経験は、弱点ではなく強みになりえます。
婚活疲れと経済不安が重なった時の対処法
「二重苦」から抜け出す5つのステップ
2025年の調査では、婚活中の未婚男女の80.6%が「婚活疲れ」を感じています。女性はさらに多く86.8%と、9割近くに達しています。
「お金も不安、婚活も疲れた」──この二重苦は本当につらい。でも、だいたいの場合、原因は「やり方」と「期待値の設定」にあることが多いんですよね。
ステップ1:月の婚活予算を先に決める(上限:1〜2万円が現実的)
婚活費用を「成り行きで使う」のが最も危険です。マッチングアプリを複数かけ持ちして、婚活パーティーにも参加して、気づいたら月3〜5万使っていた──これで成果が出なければ、精神的にも経済的にもダブルダメージです。
先に「月1万5,000円まで」と決めてしまえば、その中で最もコスパの良い方法に集中できます。
ステップ2:「活動の質」を上げ、「数」を減らす
婚活では、選択肢が多すぎると「常により良い相手がいるのでは」という不安から決断ができなくなります。心理学的にも、選択肢が少ない時の方が選択後の満足度が高い傾向があります。
マッチングアプリで100人にいいねするより、10人に丁寧なメッセージを送る方が、実際の成果は出やすいんです。数より質への転換は、費用削減にもつながります。
ステップ3:「婚活」と「趣味・自己投資」を分けて考えない
語学や料理、スポーツなど、自分が楽しめる趣味コミュニティへの参加費は「婚活費用」ではなく「生活の豊かさへの投資」です。でもそこで自然な出会いが生まれれば、一石二鳥なんですよね。これが一番コスパが高い、と私は思っています。
ステップ4:3ヶ月ごとに「振り返り」を入れる
婚活はどこかで「立ち止まって棚卸し」をしないと、無駄にお金と時間を溶かし続けてしまいます。「この3ヶ月、何に使った? 出会いはあった? 変えるとしたら何?」という問いを定期的に自分に投げかけましょう。
ステップ5:経済状況を正直に話せる相手を見つける
これが一番大事かもしれません。お金のことをオープンに話せない相手とは、結婚後もずっとお金の話を避け続けることになります。「今の自分の経済状況」を話せる人こそ、本当の意味で「一緒に生きていける人」だと思うんですよね。
経済不安の時代に「選ばれる人」になるために
変えられることに集中する
経済環境は、一個人ではなかなか変えられません。でも、変えられることは確実にあります。
たとえば、清潔感と身だしなみ。これは圧倒的にコスパが高い自己投資です。月3,000〜5,000円のヘアカット代と、1〜2万円の清潔感のある服。これだけで、第一印象は大きく変わります。高いブランドを身につける必要はゼロです。「清潔であること」「自分なりに整えていること」──それだけで、十分に伝わるものがある。
コミュニケーション力の向上も、お金はほとんどかかりません。読書、ポッドキャスト、日常会話の質を上げるだけで、1対1の会話が格段に豊かになります。実際、婚活カウンセラーの方々が口を揃えて言うのは「年収より話していて楽しいかどうかの方が、成婚に直結する」ということです。
「経済的な安定」より「一緒にいたい気持ち」が先
コロナ禍や物価上昇を経験した世代は、恋愛においても「安定性」や「安心感」を強く求めるようになっています。
ここで言う「安定性」は、必ずしも年収の話ではないんですよね。「この人といると落ち着く」「困った時に頼れる」「一緒に笑える」──そういう感覚的な安心感こそが、今の時代に特に求められているわけです。
年収は後からついてくることもあります。でも「一緒にいたい」という感覚は、今この瞬間にしか芽生えない。経済不安を理由に「もう少し待ってから」と動きを止めている間にも、出会いのタイミングは静かに過ぎていきます。
まとめ:経済不安は、婚活の障害ではなくフィルターだ
この記事で伝えたかったことを、最後にまとめます。
経済不安は、婚活の障害ではなく、むしろ「本当に合う相手を見つけるフィルター」になりえます。
お金のないつらい時期を一緒に笑い飛ばせる相手、現実的なお金の話をオープンにできる相手、「今は無理でも、一緒に頑張ろう」と言い合える相手──そういう人と出会うために、経済的に余裕がない今の自分の経験が役に立つんですよね。
大切なのは「完璧な経済状況になってから始める」ことではなく、「今の自分を正直に見せながら、一緒に未来を描ける人を探す」こと。
焦らなくていいです。でも、止まってもいられません。小さく、賢く、あなたのペースで動き出しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 収入が低いと婚活市場では不利ですか?
A. 確かに一部の方には年収を重視する傾向がありますが、「共働きで一緒に生活を築く」という考え方が広がっているため、一概に不利とは言えません。現在の年収より、将来の見通しや価値観の一致を重視する方も多くいます。
Q. 婚活の予算はどのくらいが適切ですか?
A. 月1〜2万円を目安に、まずは1つの方法に絞るのが現実的です。複数の手段を同時に使うのはコストが重なるだけで成果が分散しがちです。3ヶ月試して手応えがなければ方法を見直しましょう。
Q. 経済不安があっても結婚相談所は使えますか?
A. 初期費用が比較的高い(10〜30万円)のは事実ですが、成婚率や時間効率を考えると長期的にはコストパフォーマンスが良い場合もあります。無料相談を活用して自分に合うかどうかを確認するのがおすすめです。
Q. 物価高でデート代が苦しい。どうすればいいですか?
A. 「コスパ重視のデート」は今や一般的なトレンドです。公園、美術館(無料入館日)、手作りご飯、図書館など、費用をかけずに「一緒にいる時間の質」を高める方法はたくさんあります。むしろ、お金をかけないデートで楽しめる関係性の方が、結婚後のリアルな生活に近いとも言えます。
本記事のデータ出典:SMBCコンシューマーファイナンス「婚活・結婚に関する意識・実態調査」(2025年)、株式会社リンクバル「恋愛・結婚に関する意識と実態調査2025」、株式会社イード「婚活意識調査2026」、IBJ「2024年婚活白書」


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